ネパールといえば「ヒマラヤ山脈」「エベレスト」が有名で、国土の77％が丘陵・山岳地帯です。その地帯でコーヒー生産の歴史は浅いですが、近年は海外で賞をとる農家が出るほどコーヒー生産が盛り上がっています。

「村にいてもお金を稼げるようにしたい。農家の子どももちゃんと学校に行かせられるようにしたい。」この言葉が、ネパールでコーヒープロジェクトを始めるきっかけとなりました。山間の農村部では現金収入を得ることが難しく、都市部や海外へ出稼ぎに行く世帯が多く存在します。

コーヒーは、開けた土地がなくても森の中でも育てることができ、その上標高が高いことは、コーヒー農業においては強みにもなるそうです。さらに、コーヒーの実の種子は、野菜や果物より輸送中に傷んでしまう可能性が少ないため、この土地でのコーヒー栽培は適しています。村での生活とコミュニティを守りながら、自分の家族も守れるよう、持続可能なコーヒー生産で社会貢献につなげていきたいと考えています。